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自営業者の不倫において慰謝料請求と注意すべきポイント
自営業者(フリーランス・個人事業主)の不倫は、サラリーマンや会社経営者とは異なる特徴があります。自由な時間を取りやすい一方で、収入や資産の実態がつかみにくく、慰謝料の請求や回収において注意が必要です。
自営業者が不倫に陥りやすい背景
自営業者は勤務時間や行動を自分でコントロールできるため、平日でも比較的自由に動ける立場にあります。
「仕事の打ち合わせ」「営業活動」といった外出が多く、周囲に疑われにくい環境から、不倫関係に発展してしまうケースも少なくありません。
また、取引先や顧客、同業者と
の交流が多いことも特徴です。
営業や接待の延長線上で関係を持ってしまうケースもあり、プライベートと仕事の境界が曖昧になりやすい傾向があります。
自営業者の不倫が発覚したときのリスク
不倫が明るみに出ると、
信用第一の自営業者にと
って大きな打撃になります。
業務上の取引関係に影響が及び、顧客離れや仕事の減少など、経済的損失に直結することもあります。また、配偶者からの慰謝料請求に加えて、周囲の評判が下がり、事業の継続に支障をきたす場合もあります。
不倫の問題を「家庭内のトラブル」として軽く考えると、仕事にも深刻な影響を及ぼす可能性がある点に注意が必要です。
慰謝料請求における注意点と難しさ
自営業者に対する慰謝料請求で最も注意すべき点は、「収入の実態が把握しづらい」ということです。
会社員のように毎月の給与明細があるわけではなく、経費の計上や現金収入など、収入の一部しか表面化していないケースもあります。
そのため、裁判で勝訴しても、実際に慰謝料を回収できないリスクが残ります。
給与差押えが難しいため、預金や売掛金、不動産など他の財産を把握し、「どこから支払いを受けるか」までを見据えて交渉を進めることが重要です。
解決を早めるための交渉戦略
自営業者が相手の場合、慰謝料請求を裁判で強制的に進めるよりも、示談や和解によって早期に合意を得る方が現実的なケースが多く見られます。
特に、支払い能力が不安定な場合は、分割払いであっても確実に受け取れる形で合意をまとめることが大切です。
弁護士が介入することで、支払いスケジュールの設定や契約書の作成を通じ、支払いの履行を確実にすることができます。
交渉段階から専門家が関与することで、感情的な対立を避けつつ、「請求する側に有利な形で早期解決」を実現することが可能です。
自営業者が相手の場合は、回収まで見据えた対応でサポート
自営業者の不倫は、相手の収入や資産が不透明であるため、慰謝料の「請求」よりも「回収」の方が難しくなる傾向があります。そのため、早い段階で弁護士に相談し、証拠収集と並行して資産状況の確認や交渉方針を立てることが大切です。
京都市中京区の弁護士 戸田洋平は、自営業者を相手とした慰謝料請求において、交渉段階から裁判・回収までを一貫してサポートし、ご依頼主さまが不利益を被らないよう丁寧に対応いたします。当事務所では、離婚問題の初回相談を無料で承っておりますので、少しでもご不安を感じられたときは、おひとりで抱え込まず、お早めにご相談ください。


